AirH"対応音声端末第3弾,三洋「RZ-J700」登場(2/3)

【国内記事】 2002年4月25日更新

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進化した32和音feel sound

 最新のH"端末の大きな特徴はfeel sound。feel soundは12和音でありながらPCM音源を採用し,16和音・32和音と和音数に勝る最新ケータイと比較してもリアルで美しい着信音を奏でていた。本製品ではそのfeel soundが32和音に強化され,ステレオイヤホンを装着した場合はステレオでの再生にも対応した。

 ただし,プリセットされた着信音を試聴する限り,従来のfeel soundと格段に変化した感じこそ受けない。既にコンテンツサービスでも提供されている32和音対応データをいくつか入手してみたが,“これぞ32和音”という音を体感できるという感じではなかった。もちろん12和音との区別が付け難いというだけであり,feel soundの音色は十分美しい。今後,より作りこまれた32和音データの登場にも期待がかかるところだ。


プリセットされたfeel soundには最新ヒット曲などは含まれておらず,ちょっと地味な印象。ダウンロードしたfeel soundは着信メロディとして10曲まで登録できる。着信メロディにはイヤホンマイク端子を通して録音した音楽,音声を1種類だけ利用できる

 最新H"端末の1つであるKX-HV200と比較すると,高音の響きでは本機が上だが,低音はKX-HV200の方がよく出ている。両製品は最大音量も同程度だが,筆者が確認した限りJ700の方が音割れを感じることが少なかった。

 着信メロディは作曲機能も備えるが,こちらは単音。制限があるもののPC上でMIDIデータを着信音に変換するコンバータも提供されており,本格的に和音で作曲したいならばこちらを利用してくれということだろう。

 なおfeel soundの問題ではないが,メール着信音は5秒固定で,受信したメールの種類ごとに着信音を変える設定はできない。せめてライトメールとDXメールの直送メール系,そしてEメールでの鳴り分けはほしい。特にライトメールは送信無料(料金パックによる)のため(2001年2月の記事参照),チャット代わりに利用する人も多く,通知に関してはEメールよりもリアルタイム性を重要視する人もいるからだ。

ブラッシュアップされた操作系

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[坪山博貴,ITmedia]

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