PDAでも体感速度が向上〜bモバイルのCFタイプ「U100C」インプレッション(2/2)
bモバイルではISPサービスも提供しているため、接続に利用する電話番号は1つだけ。この点だけでも導入は容易なのだが、さらに敷居を低くしてくれるのが付属ソフトのbアクセスだ(6月13日の記事参照)。ただし、Windows環境でしか利用できないので、PDAユーザーは注意してほしい。 本製品付属のbアクセスのバージョンは1.30であったが、既に日本通信のWebページではバージョンアップした2.0が無償公開されている。2.0ではbアクセスの起動と同時にインターネットに接続したり、インターネットの接続と同時にWebブラウザやメーラーを起動する機能が追加されている。9月19日に提供開始されたWebアクセラレータ「Ian」にも対応しているので、こちらを利用したほうが便利だ。
ワンナンバーで利用できるメリットはOSを問わない。BMH10C-Jは標準モデムとしても認識されるから、接続に利用する電話番号さえ覚えておけば、ちょっと友人のPCに取付けてインターネットに接続といった使い方もできる。このような変則的な使い方もISPサービスまでワンパッケージのbモバイルならではだ。
bモバイルは6カ月、または1年分の利用料金込みで購入するプリペイド方式を採用している。サービス開始当初は1年分の利用料金込みのパッケージしかなかったが、現在は6カ月のパッケージも登場し、導入コストのハードルの高さはいくぶん改善された。 6カ月、もしくは1年単位で見たコストメリットは大きい。AirH"128Kbpsとの比較ではAirH"で利用するISP料金を抜きにしても導入から初年度1年間でおおよそ2万円はbモバイルのほうが安い。 さすがにAirH"32Kbpsパケットと比較すると割高だが、Webアクセラレータ、メールアクセラレータを利用するためにISPにPRINを利用すると、導入から初年度1年間で8000〜1万円ほどbモバイルが高いだけだ。月額で1000円以下の差なら、128Kbpsのbモバイルの方がお得といえるだろう。
もちろんAirH"と比較してbモバイルにデメリットがないわけではない。先払いという点でbモバイルに不安な要素があるのも否定できない。都市部で利用する人はともかく、DDIポケットのアンテナ密度があまり高くない地域で利用する場合は、速度に不安もある。 また機種変更という概念がないため、より魅力的な端末を採用したパッケージが登場しても端末だけを変更することはできない。既にbモバイルでPCカードタイプを利用しているユーザーでCFタイプを使いたいと思う人も多いだろうが、bモバイルの場合はパッケージごと買い変えるしかないのだ。 6カ月パッケージの登場、CFタイプの登場でbモバイルはさらに魅力を増した。特にPDAでの利用を考えるユーザーにとって、Webアクセラレータが利用できる点は現時点でのAirH"に対する大きなメリットとなるだろう。 関連記事 定額使い放題のbモバイルにCFカードタイプ〜9月14日発売 日本通信は、定額使い放題のデータ通信サービス「bモバイル」にCFカードタイプを追加、9月14日に発売する CFタイプも登場! メール専用つなぎ放題サービス「U-MAIL」を試す 約4万円の先払いだけで1年間、32Kbpsでのメール送受信とテキストベースのWeb閲覧が使い放題。日本通信が発表した新データ通信サービス「U-MAIL」だ。さっそくその機能を試してみた PDAで通話もできる〜CF型データ通信カード「AH-N401C」インプレッション 可動式アンテナを搭載、Pocket PCで音声通話もできるNECインフロンティア製のCF型データ通信カード「AH-N401C」。サイズや使い勝手、電話機能、消費電力などをチェックした bモバイルの各種機能をまとめて管理「bアクセス」 日本通信からbモバイルユーザー向けの統合ユーティリティ「bアクセス」が提供開始された。これまでOSの各機能から行っていた設定が1つのツールでできるようになった 関連リンク 日本通信 [坪山博貴, ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. 前のページ | 2/2 | 最初のページ モバイルショップ
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