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2002年10月11日 01:18 AM 更新
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あの人のPDAを見たい!
GENIOe 550GとiPAQを愛用する板橋哲也氏のPDAライフ(3/3)
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iPAQ Pocket PCはジャケットを付けていたほうが安心感がある
- 電車の中などで見かけるiPAQ Pocket PCユーザーは、みなさんジャケットを付けているようです。ただでさえ大きな本体にジャケットを付けて、邪魔だとは感じないのでしょうか?
そうですね……、私も通信カードを付けてない時でもジャケットは付けてますね。ジャケットが付いていると安心するというか、「iPAQだな」という感じがします。手にもなじみますし。
CLIEのPEG-NX70Vにはちょっと興味があります。でもきっとGENIOを使い続けるんだろうなと思います(笑)。
欲しいのはカメラ、GPS、MSNメッセンジャーへの音声会話機能
標準でカメラやGPSを使えるようにしてほしいですね。デジカメと融合してもいいかなと思います。100万画素程度のものを、Pocket PC本体に内蔵していてほしいですね。CLIEのようなイメージになるのかな?
あとは、MSメッセンジャーに音声会話の機能を付けてほしいです。最低限片方向でもいいので、自宅のPCと会話できればと思います。
文字の入力は、50音ソフトキーボードも慣れてしまえばそれほど使いにくいものではありません。でも、メッセンジャーはやっぱり音声でできるといいですね。入力が面倒なときがありますから。
バッテリーの持ちは8時間程度に
- Pocket PCに対する不満や改善してほしいところはありますか?
バッテリーの持ちを標準で8時間程度にしてほしいですね。移動が多い日に、現状ではちょっと厳しい。GENIOやiPAQ Pocket PCのバッテリーが内蔵のため交換できないのも苦しいです。まぁ、2台使用しているので特別問題というほどてはないのですが……。
私のエージェントです。「彼」の力のおかげで、私のビジネスの生産性は、倍近くになっていると思います。ちょっと大げさですかね。
Pocket PCは、単なる電子デバイスという存在ではなくなっていると感じます。持つ人によって、それぞれ違う顔を見せている。紙の手帳の流れを汲んだ電子手帳とは全く違う、新しいものなのでしょうね。
Pocket PCは、「心をコントロールできるハード」だと思います。
例えば仕事でつらい時、MSNメッセンジャーでサイインすると、Pocket PCの中からわが子が、「おとうさん、おしごとがっばってね」ってうれしいメッセージを送ってくれます。つらい気持ちが、すっと消えて、「さぁ、がんばろう!」という気持ちになります。PCやPalmデバイスでは、こんなふうにさっと出して使うというわけにはいきませんよね。
私は、もともと海が好きなので、時々海恋しくなります。でも海まで行くのはちょっと遠いですし、仕事の途中で見に出かけるわけにもいかないですよね。そんな時にメディアプレーヤーで映像付きの波の音を聞くと、行った状態に自分の気持ちをコントロールできます。
高機能だからということもあるのでしょうが、使いたいと思った時に、どこでもすぐに使えるPDAだからこそ、これだけのことが実現できるのだと思います。気が付くとポジティブな自分ができ上がっている……。不思議なハードです。
ソフトが動いているという感覚がなくなり、テレビのチャンネルを替える感覚でPDAがさまざまな情報提供をしてくれる……そんなふうになればいいですね。使う場所によって機能が自動的に変わってくれるというのもありかもしれない。仕事中、移動中、自宅──その人の目的を先読みしてかゆいところに手が届くPDAという感じでしょうか。
PalmユーザーはPIM機能を基本にPDAを使いこなしている人が多い。Pocket PCを愛用している板橋氏は、PDAに求めることがPalmユーザーとは異なる印象を受けた。身近にあるからこそ、ちょっとした気分転換に活躍してくれる──PIM機能を中心にPDAを使っていた筆者には全くない発想だった。
使うデバイスによって、PDA観がこれほど異なるというのは興味深い。次回のPDAユーザーはどのようにPDAと付き合っているのだろう。次回をお楽しみに。
[田中裕子, ITmedia]
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