Mobile:NEWS 2003年1月7日 09:41 PM 更新

価格が重視される着メロサイト、次の一手は“試聴”?

インフォプラントがiモードユーザー約4万人に対して行った調査で、ユーザーの着メロに対する動向が明らかになった。価格のほか、品揃えや音質が重視されるが、意外に評価が高かったのは“試聴”だ

 着メロの有料サイトを選ぶ基準は、まず価格、そして品揃えの多さと音質の良さにあるようだ。インフォプラントがiモード公式サイト「とくするメニュー」にて行った調査で、こんな結果が出た。

 有料サイト利用者に「選ぶポイント」を尋ねたところ、51%が「価格」をあげた。それに「品揃えの多さ」が43%、「音質のよさ」が39%で続く。“価格競争”と言われて久しい着メロ業界だが、ユーザーは価格だけに着目しているわけではないようだ。

 面白いのが「試聴できる」を挙げたユーザーが14.1%もあったこと。「キャンペーンをやっていた」「サイトの有名さ」をしのぐ割合だ。試聴を評価するユーザーは年齢と共に増え、50歳以上では28.7%に達する。また着メロの変更頻度が少ないユーザーほど試聴を重視することも分かった。


半数以上が1カ月以内に着メロを変更

 着メロの変更頻度も面白い結果となった。全体の57.3%が1カ月以内に着メロを変更し、半年以上同じ着メロを使い続けるユーザーは5%程度。特に、1カ月程度で変えるユーザーが30.6%と最も多かった。

 若年層になるほど変更頻度が高く、14歳以下では5割以上が半月以内で着メロを変える。逆に50歳以上では、半月以内に変えるユーザーは15%程度しかいない。

 なお、着メロの主な入手先は「有料サイトから」が69.9%で最も多く、「無料サイトから」が45.9%で続いた。今回の調査は、4万8422人のiモードユーザーに対して2002年12月9日−12月16日まで行われた。うち有料サイトを利用したことがあるのは4万1923人だった。




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[斎藤健二, ITmedia]

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