カシオ初のXScale搭載Pocket PC「カシオペア E-3000」が登場カシオ計算機は、XScale搭載のPocket PC「カシオペア E-3000」を発表した。一新されたデザインと、15時間駆動が可能な取り外し式バッテリーが特徴で、3月下旬に発売予定
カシオ計算機は、「E-2000」(2001年1月15日の記事参照)の後継となるXScale搭載Pocket PC「カシオペア E-3000」を3月下旬より発売する。価格は6万円前後になる見込み。 E-3000は、2002年3月20日発売されたE-2000以来、1年ぶりに登場する新Pocket PCデバイス。CPUには400MHzのXScaleが搭載されている。
E-3000の大きな特徴は、15時間の駆動が可能な着脱式バッテリーの採用、半透過型液晶の搭載、一新されたデザイン、小型・軽量化が図られたボディだ。 バッテリーは従来の950mAhリチウムイオン充電池から1500mAhリチウムイオン充電池に変更され、バッテリーライフが約15時間になった(E-2000は約12時間)。オプションで約30時間の利用が可能になる3000mAhのバッテリーとバッテリーチャージャーも用意される。
約15時間持つ着脱式のバッテリー 液晶は、3.5型のLEDバックライト付き半透過型TFT液晶を搭載、従来のフロントライト付き反射型TFT液晶に比べて屋内外での視認性が向上しているという。 ボディデザインも一新され、ボタンのデザインやレイアウト、スロットの位置も変更された。E-2000では左サイドにあったSDカードスロットは本体上部になり、プログラムボタンはカーソルキーの上に4つ、脇に2つの合計6つ搭載されている。本体左には、これまでのダイヤル式の「アクションコントロール」に代わってUP/DOWNキーと決定キーが採用された。
スロットは本体上部にTypeII CFカードスロットとSD/マルチメディアカードスロットを搭載。SDカードスロットはメモリカードのみの対応となりSD/IO対応ではない。
サイズと重さはE-2000より若干小型/軽量化が図られた75×135×17.6ミリ、重さ190グラム。ホールド感をよくするために表面から裏面に向かって斜めに切れ込んだデザインになっている。
搭載されるPocket PC 2002は、映像のストリーミング再生に対応したVer.8.5以上のWindows Media Player、Windows XPライクなインタフェース、強化された文字入力機能、LAN/インターネットのネットワーク機能などが強化されている。 付属CD-ROMには以下のソフトがバンドルされる。
カシオ計算機製ソフトのモバイルスケジューラ、モバイル住所録、Mobile E-mailerは、発売後に用意されるアンケートに答えたユーザーに無償提供される予定。 ActiveSyncの動作環境は、Windows XP/2000/Me/98およびWindows NT Workstation 4.0(Service Pack 6.0以降)がインストールされたPC。
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