メール周りの機能が改善〜「P505i」を試す(2/2)
P504iで大きく進化したハードウェアに対し、一向に改善が進まなかったのが日本語入力とメール振り分け機能だ。この2点はP501iから大きな進化がなく、P504iSにいたっては完全に時代遅れとなっていた。これがP505iではずいぶん改善された。 日本語入力は予測変換機能を持つ「モバイルWnn V2」。読みがなを入力していくと予測候補の一覧が画面下部に最大8つずつ一覧が表示され、候補キー(左ソフトキー)を押すと予測候補を選択できる。次文節予測までは行わないが、最新の携帯電話としてはほぼ水準に達したといえるだろう。数字の1キーを2回押すと「11月」「11時」といった候補も表示される。 読み入力の遡り、アルファベットの大小変更機能も持ち、絵文字や記号の入力も画面いっぱいに64候補ずつ表示されるタイプで、全般に文字入力はしやすい。ただクリアキーが数字キーからは遠い右ソフトキーに割り当てられているのは良くも悪くも“P”伝統のまま。Pユーザーにとっては違和感がないだろうが、他メーカー製の端末から乗り換えると不便に感じるかもしれない。
メールの自動振り分け機能は従来のP50xでも一応搭載されていた。一応というのは電話帳のグループ登録に連動したフォルダ分け機能であり、どちらかといえば表示フィルタに近い機能だったからだ。 P505iSでも電話帳ベース(振り分けの対象にするには、必ず電話帳にメールアドレスを登録する必要がある)であることに変わりはないが、個別にメールアドレスを指定したり、1つのフォルダに複数のグループのメールを振り分けるといったことが可能になった。題名やドメイン名だけでの振り分けができないなど、まだまだ柔軟さには欠けるが、ようやく自動振り分けと呼べる機能になったといえるだろう。
QVGA液晶は、表示の見やすさを意識して使われている。iモードではフォントサイズは固定で、メール表示は縮小/標準/拡大の3種類とP504iSなどと変わっていない。ただし縮小ではP504iSが13文字×10行で1画面の最大文字数が130文字なのに対し、14文字×14行で最大文字数196文字と1.5倍ほどの情報量。行間は広めで、フォントも見やすい。
意外と便利そうなのはサブディスプレイでのメール表示だ。新着メールの最新1通に限って側面の上のボタンを押すことでサブディスプレイにメールを表示でき、さらにボタンを押すことでスクロールして全文を読める。「急ぎの連絡を内容までさっと確認する」などの使い方で便利そうだ。
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