J-フォンのJavaって,iアプリと何が違うの?(2/2)一時停止できるから便利なJava待受J-フォンのJavaでは,端末側で詳細に自動起動の設定を行えるのも特徴だ。たとえば「リピート起動」を設定すれば,毎朝起きる時間に天気予報のJavaアプリを起動させられるし,「スケジュール起動」を設定すれば休日には熱帯魚が動くJavaアプリを立ち上げることができる。「インターバル起動」を設定すれば,株価を調べるJavaアプリを使って定期的に株価をチェックすることも可能だ。
J-SH07にプリインストールされている「通話シチョーリツ」もそうだが,「Java待受」機能は面白い。いってみれば“壁紙の代わりにJavaを動かす”というもので,待ち受け中に“うらら”や“SDガンダム”がグリグリと動作する。 iアプリでも似たようなものはあるが,両者には大きな違いがいくつかある。1つは電話やメールの着信に連動してJavaアプリが動作すること。通話シチョーリツであれば,電話着信時に“誰からの電話なのか”を判断して画面に表示し,その統計を“通話視聴率”としてアニメーションに反映してくれる。 2つ目は,一時停止が可能なため,電話機能を使ったあとでも待ち受けアプリケーションの復帰が高速だということ。Javaが動作しているのをほとんど意識せず,待ち受けのアプリケーションを楽しめる。
速度は十分。価格は?自分でJavaアプリを作ったり,一般の無料のJavaアプリを楽しんだり……ということは当面できないJ-フォンのJavaだが(6月21日の記事参照),iアプリに比べると,ユーザーの使い勝手という点でうまく作り込まれている。 数々のゲームも,2Dスプライトや3Dポリゴンエンジンのおかげか,速度に不満はない。また,J-フォン端末のサウンドチップは,事実上ヤマハのFM音源(用語)に統一されており,JavaアプリはSMAF(用語)の仕様に従うことで,サウンドチップの能力を引き出すこともできる(3月22日の記事参照)。 このあたりも,初期の端末は動作速度に不満があり(5月9日の記事参照),PCM系のサウンドを再生しようとすると途端に機種依存になってしまう(4月6日の記事参照)iアプリとは異なる部分だ。 さて,気になるJavaアプリの料金は「1Kバイトあたり2円」。最大サイズである30KバイトのJavaアプリをダウンロードした場合,60円かかる計算になる。iアプリの場合,10Kバイトのもので約24円だ。 ネットワークに接続するJavaアプリの場合も,1Kバイトごとに2円(切り上げ)だ。同じくiアプリで1Kバイトダウンロードした場合,2.4円だが,課金単位が0.3円刻みなのが異なる。 同じ“Java”であっても,J-フォンとドコモのJavaは別物。iアプリしか知らない人は,ぜひJ-フォンショップなどでJavaアプリを体験してほしい。 [九条誠二,ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
最新CPU搭載パソコンはドスパラで!!
最新スペック搭載ゲームパソコン
FEED BACK |