ドビジネスよりもエンタメ系?――初のezplus搭載端末「C451H」(2/2)メールは自動転送が可能電話帳は,名前,電話番号,メール,メモなどのデータを500件登録させることが可能。ひとりひとりに対応する画像を登録することもできる。しかし1人につき1番号,1メールアドレスしか登録できないのは最近の携帯電話としてはやや機能不足。アイコンも設定できない。 J-フォンの「J-SA03」のように,住所や登録した人専用の着信音を設定でき,人によっては血液型や誕生日を登録できるのと比べると,多少寂しいといえるかもしれない。 メールについては,200Kバイトまたは100件のメールを保存することが可能。ただし,受信メール,送信メールを一覧しにくいのが気になった。受信したメールについては自動転送先を2件まで登録できるため,PCで閲覧できるようになっている。
To Doを書くためのメモ帳はなしPIM機能に関しても少々不満があった。この端末はスケジューラが「時計アラーム機能」メニュー内にあるので,トップ画面からの呼び出しに手間がかかるのだ。筆者はスケジューラを頻繁に使いたい方なので,ここで貴重な「ダイレクトメニュー登録」をスケジューラのために使うことになった。できればもう少し,簡単に呼び出せるようにしてほしかったところだ。
もう1つ残念だったのが,To Doを書くためのメモ帳が用意されていないこと。何か「これは覚えておこう」という情報が合ったとき,筆者はしばしば携帯電話にメモする。ポケットからすぐ取り出し,さっと書き込んでさっと見るのが便利なのだが,この端末にはその機能がない。 しかしスケジューラそのものの出来は良い。特徴の1つが「スケジュール一覧」を表示できること。これによりカレンダーのほかに,縦にならんだ形で先の予定を一覧できるのだ。
ezplusはどうだ?最後に,ezplusに触れておこう。この端末はau初のJavaによるアプリが動作する端末なわけだが,iアプリと異なり,データがすべてローカルにダウンロードされている(7月5日の記事参照)点が意外に効いている。というのは,このおかげで地下鉄の中など,通信が全くできない状況でもゲームができるからだ。 ezplusは50Kバイトという豊富なファイルサイズを生かして,ゲームデータを全て端末に落とし込むことができる。そのためいったんezplusをダウンロードした端末は,後は自前ですべてのデータを保有する「ゲーム機」となるわけだ。地下でも思う存分ゲームができるというのは,iアプリユーザーにはうらやましい限りだろう。ただし既にお伝えしたとおり,ゲームの動作する速度は遅く,アクションゲームにはあまり適さない。 ezplusを搭載し,音機能などが充実のエンタメ系端末,C451H。しかし電話帳やスケジューラなど,ビジネス向けともいえるPIM機能はそれほどでもない。 KDDI初のアプリ端末は,そのターゲットをどうやらゲーム好きな若年層に絞っているといえるのかもしれない。 [杉浦正武,ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
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