これがVista時代のホームPC決定版だ!――日立製作所「Prius One type W」PCもTVも美しい画面で(2/3 ページ)

» 2007年06月11日 15時00分 公開
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明るく高精細な画面を実現するS-IPS液晶ディスプレイ

 もともと、S-IPS液晶は斜めから見ても表示内容が確認できる広い視野角を実現するほか、見る角度によって輝度や色調の変化、コントラストの低下が少なく、デザイナーやプロカメラマンなどから高い評価を得ている液晶パネルである。

 20インチ前後のディスプレイを内蔵した液晶一体型PCの多くが、色調の変化が激しく視野角があまり広くないTN(Twisted Nematic)方式などを採用している中で、本機はほぼ唯一のS-IPS液晶搭載モデルである。

S-IPS液晶の技術解説(写真=左)。その右は液晶ディスプレイの角度を±80度で変えたときに見える色の変化量を示したグラフで、S-IPS液晶は一般的なTN液晶に比べて角度による色合いの変化が少なく、キレイな映像を提供してくれる

 Prius One type W AW37W5Uは、20.1インチワイドのS-IPS液晶ディスプレイを搭載することにより、前述のように上下/左右178度の広視野角を誇る。論より証拠で、まずは下の写真を見比べて欲しい。

左から正面、45度傾けたところ、さらに角度をつけたところで、どの角度でも明るさや色合いの変化がほどんどなく、安定した画像を実現しているのが分かる

 一般的なPC用の液晶ディスプレイでは、角度によって画面の明るさや色が変化する場合が多く見られるが、このPrius One type Wではそのような変化はほとんどない。輝度も約470カンデラ/平方メートル、コントラスト比が800:1と液晶TV並みに高く、ガンマ特性も液晶TVと同等(γ=2.2)を維持することで自然な色合いを実現している。

 加えて、同社の「デジタルハイビジョンTV Woooシリーズ」で培われた独自の高画質化技術が、本機に惜しみなく投入されているのも見逃せない。映像のシーンに合わせて最適なコントラストにしたり、ノイズを除去したり、記憶色を再現してくれるなどの「ピクチャーエンハンス機能」がそれで、さらにコンテンツに応じて3つのモードが用意され、ユーザーの好みに応じてリモコンでワンタッチで切り替えられるのもうれしい。

日立製作所が培った高画質化技術「ピクチャーエンハンス機能」

左から「ノーマル」、風景や人の肌を美しく再現する「ナチュラル」、鮮やかな映像を再現する「ダイナミック」、落ち着いた色合いで温かみのある映像を再現する「シネマ」の各モード

 もちろんTVや動画だけでなく、PCとしての画面表示にも抜かりはない。画面解像度は1680×1050ドットと高精細で、デジカメで撮影した静止画もキレイに表示してくれる。また、この手の高輝度液晶ディスプレイ搭載機では、Webブラウズや表計算、ワープロソフトなどを使っているときに画面が明るすぎて目が疲れやすいのだが、本機では前面下部にあるダイヤルを回すだけで輝度を微調整可能だ。細かいところだが、なかなか気が利く機能である。

 本機のように、PCでもTVでもキレイで自然な色合いの表示を獲得できたのは、高品質な液晶ディスプレイと、TVメーカーでもある同社の技術が高いレベルで融合したことにある。このあたりはライバル機には見られない本機ならではのアドバンテージであり、前ページの読者アンケートで問われた「画質」にも十分に応えるだけの実力を発揮するゆえんだ。

画面解像度は1680×1050ドットと高精細だ(写真=左)。中央の写真は最大輝度時、右の写真は最低輝度時のもので、本機の前面下部カバー内にあるダイヤルを調整するだけで明るさを簡単に変更できる

使いやすさに配慮した細かなこだわりと抜群の省スペース性

 PCメーカーであり、TVメーカーでもある同社だが、同時に家電メーカーでもある。それだけにPCおよびTVとしての使い勝手にもこだわりが感じられる。

 まず、キーボードやマウスはケーブルの接続が不要なワイヤレスタイプを採用し、付属の赤外線リモコンでTVの操作は言うまでもなく、Windows Media Center機能をワンタッチで呼び出すことで、オンラインコンテンツにアクセスしたり、さまざまなデジタルコンテンツにアクセスすることができる。キーボード上部にはメディアコントロールボタンを装備しており、DVDや音楽CDの再生/停止/早送り/早戻し、音量調整などが簡単に操作可能だ。

2.4GHz帯を使ったワイヤレスキーボードとマウスが付属する(写真=左)。キーボード右上に、電源ボタンやメディアコントロールボタンを実装し、リモコンライクに扱える(写真=中央)。Media Centerボタンを中央に配置した赤外線リモコンで(写真=右)、TVの視聴や録画、録画番組の再生、予約録画が可能だ

 扱いやすい前面中央部分に、スロットインのDVDスーパーマルチドライブを配置するほか、カバー内に音量調節ダイヤルや輝度調節ダイヤル、USB 2.0、4ピンのIEEE1394、ヘッドフォン端子、SDメモリーカード/メモリースティックPRO/xDピクチャーカード対応のメモリカードリーダといったインタフェース部を備える。カバーを閉じてしまえばインタフェース部は完全に隠れるので、まるで液晶TVかと見間違えるほどスマートなデザインだ。

前面中央にDVD±R DL対応のスロットインDVDスーパーマルチドライブを内蔵し、メディアの出し入れが容易に行える(写真=左)。その下部にあるカバーを開けると、多彩なインタフェースが顔を出す(写真=中央)。カバーを閉じれば見た目がスッキリとする。背面に出っ張らないL字型の電源ケーブルが付属している点にもこだわりを感じさせる(写真=右)

 本体は後ろ10度のチルト機能と、左右90度ずつのスイーベル機能に対応しており、微妙な角度の調整が容易に行える。初回の設置も、電源ケーブルとTVアンテナケーブル、そしてLANケーブルだけを接続するだけですむ。これは、PCにつながれた大量のケーブルの見苦しさに頭を悩ませる上級者から、PCの設置に自信がない初心者まで広い層に訴えかける魅力だろう。

 そして何より、20.1インチワイド液晶ディスプレイを搭載しながら、奥行きが198ミリというスリムなボディが光る。本体の台座部分にキーボードの収納スペースがあり、そこにキーボードを置くと奥行きは280ミリ程度、キーボード使用時でも約400ミリあれば作業を行えるため、何かと手狭になりがちな机上でも余裕を持って設置可能だ。同じサイズの液晶ディスプレイ単体に迫る省スペース性は、このクラスの液晶一体型PCでは群を抜く。

ボディサイズは503(幅)×198×(奥行き)×460(高さ)ミリで、背面はスッキリとしている(写真=左)。インタフェースは右側面にまとまっており、カバーを開けることでアクセスできる(写真=左から2番め)。その右はキーボード/マウスを設置したところと、台座部分にキーボードを収納した写真で、奥行きが約400ミリほどあれば十分な作業が行える

 次のページでは、TV機能やPCの性能に迫る。

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提供:株式会社 日立製作所
制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2007年7月11日