これがVista時代のホームPC決定版だ!――日立製作所「Prius One type W」PCもTVも美しい画面で(3/3 ページ)

» 2007年06月11日 15時00分 公開
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独自のLSIやプラグインを導入することで快適なTV操作を実現

同社独自のTVソフト「Prius Navistation5」は、VistaのMedia Centerに融合

 地上デジタル放送の視聴には、OSを起動せずに電源投入から約5秒でTV番組を楽しめる「エコ・ポン・パッ!」か、OS起動後にTVアプリケーションの「Prius Navistation5」を利用する。前者は本機を液晶TVライクに使うことが可能で、待機電力も約2ワットと少ないのがうれしい。なお、「エコ・ポン・パッ!」利用時にリモコンの「PCモード」ボタンを押せば、OSが立ち上がるので切り替えはスムーズに行える。

 一方、Vista上でTV番組を楽しむには、2通りのUIが用意されている。PCから離れた場所で操作する10フィートUIとして、Prius Navistation5が融合したWindows Media Centerを起動して、TVを楽しむことができる(マウスも利用可)。 PCと正対して使う2フィートUI用にPrius Navistation5を単体で起動することも可能で、この場合はウィンドウ左上にTV番組画面、右上にチャンネル一覧、画面下半分に番組表や録画番組一覧などを切り替える3分割インタフェースとなり(設定でレイアウト変更可)、マウスによって操作する。また、視聴スタイルに応じて画面右側にTV画面と番組表を表示する「サイドTV」、TV画面のみの「ミニTV」に切り替えできるため、“ながら観”に適したモードと言えるだろう。

 Priusシリーズならではのこだわりとして、独自プラグインを導入することで通常のWindows Media Centerでは非対応であるDVD-VRフォーマットのDVDや、地上デジタル放送をムーブした映像も再生が可能だ。加えてDLNAサーバ/クライアント機能も組み込まれており、対応機器にあるコンテンツを気軽に楽しめるのも見逃せない。

「エコ・ポン・パッ!」の概念図。電源投入から約5秒と液晶TVと同等の使い勝手で地上デジタル放送を楽しめるのが魅力だ

Prius Navistation5がWindows Media Centerと融合し、リモコン操作だけでTV番組から動画コンテンツを楽しめるメディアオンラインまで、シームレスに扱えるようになったのがポイントだ。左から10フィートUIを採用したWindows Media Center画面、録画予約の画面

Prius Navistation5を単体起動すると、マウス操作の2フィートUIの画面が現れる(写真=左)。中央の画面がTV番組と番組表を表示する「サイドTV」、右の画面が「ミニTV」で、TV画面のサイズは任意に変更可能だ。視聴スタイルに応じて選べる点は歓迎したい

 これらのTV機能を快適なレスポンスで扱えるのは、地上デジタル放送のデコードをハードウェアで処理する自社開発の専用LSI「BroadGear」を搭載しているからだ。このLSIによって、CPUの負荷を低減し地上デジタル放送のデコード処理がなされるため、PCの作業をさまたげることなくTV番組を満喫できる。

  そのほかにも、EPG(電子番組表)による簡単録画、キーワード検索による自動録画機能、ユーザーの好みに応じておすすめ番組を推薦する機能、放送時間延長に合わせて録画時間を自動的に修正する機能をはじめ、録画した番組のダイジェスト再生を行う「いいとこ観」や、リモコンで録画番組の再生速度を1.3倍速にする「ちょい早」/0.8倍速にする「ちょい遅」に切り替えられたり、DVD-RAM/DVD-RWメディアへのムーブ(SD画質)も簡単に行えるなど、“テレパソ”らしい機能もキッチリと押さえている。

 特筆できるのは、Priusシリーズならではの「いいとこ観」だろう。サッカー/野球/ゴルフ/相撲のほか、ドラマや音楽、競馬やニュースといったさまざまなジャンル別に、録画された映像の動きと音声の変化量を解析して重要なシーンだけを自動的に抜き出し、ダイジェスト版を再生してくれる。短時間で番組内容を把握できるため、何かと重宝する機能だ。もちろん、元の録画データには手を加えないので、後からゆっくりと全編再生という使い方も可能である。

専用LSIのBroadGearを搭載した地上デジタルチューナーカード(写真=左)。BroadGearによって、地デジ番組を視聴中でもCPUの負荷は10〜20%程度ですむ(写真=中央)。なお、地上アナログチューナー機能は持たない。煩わしいアップデート情報の確認を自動的に行ってくれる「Prius アップデート」を備えているのも、家電メーカーらしい心配りだ

バランスのとれたPC性能で静音性も優秀

Windows エクスペリエンス インデックスのスコア

 これまではPrius One type Wの機能面について触れてきたが、肝心かなめのPC性能にもスキはない。デュアルコアCPUのCore 2 Duo E4300(1.8GHz)に約1Gバイトのメインメモリ(PC2-5300)、容量320GバイトのSerial ATA HDD、そしてDVD±R DL対応のDVDスーパーマルチドライブという構成だ。

 グラフィックス機能は、チップセット内蔵のIntel 946GZ Expressを利用するが、Windows エクスペリエンス インデックスのスコアからも分かるように、フリップ 3DなどWindows Aeroも快適に動作する。また、システムに負荷をかけても静音性を保っている点も、ホームPCに欠かせないトピックと言える。

 ソフトウェアも、Excel/Word/OutlookがセットになったMicrosoft Office Personal 2007を筆頭に、DVカメラの取り込みにも対応したDVD作成ソフトのDVD MovieWriter 5 for Hitachiや携帯電話向けの動画書き込みソフトSD-VideoWriter、はがき作成、家計簿、ゲーム、そしてウイルス対策ソフトと一通りのタイトルがプリインストールずみだ。国内メーカーらしく手厚いサポート体制も整っており、相談無料の電話サポート「安心コールセンター」、万が一の故障時に電話1本で引き取り修理を行う「引き取り修理サービス」のほか、各種有料サービスも充実している。

OSにWindows Vista Home Premiumを採用しており、フリップ 3Dも軽快に動作する(写真=左)。90ミリ角の大型ファンとヒートシンクを搭載することで、静音性を高めている(写真=中央)。右側面にS映像/コンポジット映像入力端子を備え、Xbox 360などのゲーム機を簡単に接続してプレイ可能だ(写真=右)


 駆け足でPrius One type Wの魅力に迫ったが、抜群の美しさを誇る液晶ディスプレイを筆頭に、ほどよい大きさの液晶ディスプレイを搭載しながら省スペース性は優秀と、“パーソナルな空間”で威力を発揮してくれる製品なのは間違いない。CPUを中心とした基本スペックだけでPCを差別化しにくくなって久しいが、液晶ディスプレイやリモコンといった、インタフェースやソフトインタフェースに力を入れる方向性は正しい。スマートなデザインと使い勝手を打ち出した実力派のモデルとして、Vista時代のプレミアムなホームPCの決定版といっても過言ではないだろう。

 何はともあれ、まずは店頭でキレイな表示の液晶ディスプレイを実際に自分の目で確認して欲しい。PCの画面からデジカメの写真、さらには地上デジタル放送まで、色鮮やかに表示されるのが分かるだろう。と同時に、PCのレスポンスやVistaでの操作感、「エコ・ポン・パッ!」やPrius Navistation5を使った「ながら観」なども体験しつつ、大画面液晶ディスプレイを搭載しながらコンパクトな設置スペースに収まる点を確認して欲しい。Prius One type Wならではのアドバンテージを実感できるはずだ。

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制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2007年7月11日