> レビュー 2003年5月20日 13時41分 更新

Latitude D600:自由自在にカスタマイズできるBTO Centrinoマシン
デルコンピュータ

前のページ3/4次のページ

全モデルにMobility RADEON 9000を搭載

 続いては、Latitude D600のパフォーマンスに迫っていきたい。とはいえ、すでにご存知だろうが、デルのパソコンは各スペックを自由にカスタマイズできる。各自が選択したスペック構成により、そのパフォーマンスは当然のごとく変化してしまう。よって、まずは今回のレビューで試用したLatitude D600のスペック構成を示しておこう。

 今回試用したLatitude D600のスペックは、以下のとおりである。

CPU:Pentium M 1.30GHz

メモリ:DDR SDRAM PC2100 256Mバイト

HDD:20Gバイト(Ultra ATA-100)

光学ドライブ:8倍速DVD-ROM & 24倍速CD-RWコンボドライブ

OS:Windows XP Professional

バッテリ:6セルバッテリ(48W時リチウムイオンバッテリ)

※上記構成における2003年4月末時点のオンライン販売価格は22万円

 なお、Latitude D600のグラフィックスは、Mobility RADEON 9000に固定されている。このため、すべてのLatitude D600で高性能なグラフィックスを満喫することが可能だ。

 このようなスペック構成のLatitude D600でベンチマークテストを行ったときの結果が以下である。

PCMark2002Proのベンチ結果(クリックすると詳細画面を表示します)

 「PCMark2002Pro」のベンチマークテスト結果は、「CPU Score」4,234、「Memory Score」4,222、「HDD Score」404という数値であった。最も動作周波数の遅いPentium M 1.30GHzでも、CPU Scoreは4,000以上。また、Memory Scoreも4,000オーバーとなかなかの好成績を残している。HDD Scroeはあまり良い結果ではなかったが、これも容量の大きいHDDを選択することで改善されると思われる。

 全体的にみて、ビジネスシーンにおける利用であれば、十分過ぎるくらいの実力を持っているといえるだろう。音楽ファイルの圧縮(データ変換)や画像処理などの重い処理も快適な速度で行うことが可能である。

 Mobility RADEON 9000の威力が大いに発揮されるのが、3Dグラフィックス性能である。「3DMark2001SE」にて測定した「3DMark Score」は4782。これは、かなりの好成績である。正直な話、『ビジネスモデルにこれほどのグラフィックス性能が必要なのか?』と考えてしまうくらいのハイパフォーマンスなのである。

3DMark2001SEのベンチ結果(クリックすると拡大します)

 会社での購入はともかく、個人事業主として購入するのであれば、趣味や3Dゲームなど仕事以外の用途にも活用できるパソコンとなるだろう。

[相澤裕介, ITmedia]

関連リンク
デルコンピュータ ホームページ
デルコンピュータ 製品インデックス
Latitude D600 製品情報
2スピンドルモバイルノートPC インデックス

前のページ | 3/4 | 次のページ


モバイルショップ

最新スペック搭載ゲームパソコン
高性能でゲームが快適なのは
ドスパラゲームパソコンガレリア!

最新CPU搭載パソコンはドスパラで!!
第3世代インテルCoreプロセッサー搭載PC ドスパラはスピード出荷でお届けします!!