> レビュー 2003年10月1日 08:45 PM 更新

個人向けノートPCの最高峰。スペックから外装までハイグレードなオールインワン――NEC LaVie C LC900/7D(2/3)


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がっしりした筐体と重厚感のあるデザイン

 LC900/7Dの重量は約4.3キロ、筐体サイズは幅335×奥行き281×高さ45ミリとかなり大柄なので、デスクトップPCの代替えマシンとしての据え置き利用が前提となるだろう。ちなみに、4キロを超えると部屋から部屋へ移動するのにもかなりの労力がいる。付属するACアダプタも巨大だ。


LC900/7D本体と付属のACアダプタ

 LC900/7Dは、その重量や筐体サイズからだけでなく、デザインでも重厚感を漂わせている。社長室にあるような木製のしっかりしたデスクに似合いそうな雰囲気だ。外装は樹脂製でパームレスト部のたわみなどもなく、全体的にがっちりとした仕上りになっている。ガンメタリック系の黒を基調とした配色は、落ち着きはあるが決して地味ではない。キーボード上部のミラーパーツやカーボン調のパームレストが高級感を演出している。


キーボード上部のミラーパーツやカーボン調パームレストがデザインアクセント

 カーボン調のパームレストには、クラレが開発した人工皮革「アマレッタ」を採用している。アマレッタは、優れた摩擦強度を持つと同時に、樹脂製のパームレストよりもクッション性が良いというメリットがある。

 ちなみにパームレスト部は、排熱対策に優れているためか、長時間使用しても熱くならない。バッテリー駆動時は、バッテリーの上部に位置する右側のパームレストが暖かくなったが、特に問題あるようなレベルではなかった。

 キーボードは、キーピッチ約19ミリ、キーストローク約3ミリのフルサイズ。キータッチは適度だが、試作機だったためキーボード自体がひどく浮いており、評価することができなかった。キーに施されたシルクプロテイン塗装は、指に優しくフィットする感じがして好印象である。


キーピッチ約19ミリ、キーストローク約3ミリのフルサイズキーボード。キーにはシルクプロテイン塗装が施されている

 ポインティングデバイスはタッチパッドで、左右ボタンの間にスクロール用のボタンを持つ。タッチパットの反応は良く、縁の部分には縦および横スクロール機能を備えているので、WebブラウザやExcelでのスクロールなども快適にこなせる。クリックボタンは、カチッカチッという、適度なクリック感がある。


ポインティングデバイスは3ボタン付きタッチパッド。タッチパッドは縦/横スクロール機能付き

 本体の裏面には可動式の小さな足が付いており、タイピングしやすいように適度な角度が付けられる。またこの足は、裏面に設置されている吸気口への空気の流入を促す役目もしている。

 キーボード上部には、電源ボタンのほかに、メールとインターネットのワンタッチボタンが用意されている。HDDのアクセスLEDや電源オンを示すLEDがミラーパーツから透けて見えるようになっているのは、なかなか凝ったデザインだ。


キーボード上部に並べられたメール、インターネット、電源の各ボタン

[赤枝輝昌, ITmedia ]

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