> レビュー		2003年10月23日　02:13 PM 更新

ワイド液晶＆TVチューナー搭載のお買い得なオールインワン――ソーテック Afina AQ 7200AR（3/3）

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マルチメディア関連機能も十分

　Afina AQはマルチメディア機能をさほど前面に押し出しているようには見えないが、どちらの機種にもTVチューナが搭載されている。

　上位機種のAQ 7200ARには記録型DVDドライブが搭載されているので、DVD-Videoの制作もやろうと思えばできそうだ。7200ARにはまた、ビデオ編集ソフト「WinDVD Creator」が付属しているので、編集作業も可能だろう。もっとも、7200ARにしても標準で搭載しているメモリは256Mバイトなので、ビデオ編集を行うにはメモリを増設する必要があるだろう。

　ただし、TVチューナは付属しているものの、これを視聴する専用のソフトがあるわけではないので、TVは「WinDVD Recorder」で見るしかないのがやや寂しい。

「Lotus Super Office for SOTEC」を搭載

　ソーテックのパソコンは、ワープロや表計算などのアプリケーションに、マイクロソフトのOffice製品ではなく、IBMの「Lotus Super Office for SOTEC」を搭載している。Super Officeを採用しているのはコスト削減のためと思われるが、そのほかの添付ソフトはけっこう充実している。主なものを挙げると以下のようになる。

• AI囲碁
• AI麻雀スタンダード
• AI将棋
• 3Dフィッシュ アクアリウム
• WinDVD Creator 1.0（7200ARのみ）
• WinDVD Recorder
• Drag'on Drop
• SuperMapple Digital
• ホームページNinja2003
• デジカメNinja
• 筆王
• CDラベル王
• 主婦の友デジタル家計簿2003LE
• 乗り換え案内時刻表対応版

主要付属ソフト一覧

　ここにあるのは実用的なものが比較的多く、よく考えて選んでいる印象を受ける。ただし、デスクトップ上にこれらのアプリケーションのショートカットをたくさん配置しているのは、使いにくいので改善してほしいものだ。

デスクトップ上に山のようにあるアイコン

持ち運ばないノートPCが欲しい人に

　必要にして十分な機能は揃っているため、メモリの増設程度でデスクトップの代替にも十分なりうるAfina AQだが、7200ARと7200ACの価格差は2万円なので、どちらを選ぶのか悩むところだ。他に記録型DVDへの書き込みができるPCを持っているのであれば7200AC、これが唯一のPCである場合は、迷うことなく7200ARを選ぶといったところだろうか。

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[河野寿, ITmedia ]

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