> ニュース 2003年7月15日 12:26 PM 更新

日本HP、Pentium M搭載の二つのモデルが狙うもの(2/3)


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 そのパーツとは、ワイド画面の液晶ディスプレイだ。nx7000は15.4インチ、最大解像度1680×1050ドット表示という変則的な縦横比の液晶ディスプレイを採用している。HPが「ワイド・ビューイング液晶」と名前を付けたこの液晶パネルは、視野角±70度という高視野角を実現、輝度も従来製品から20%アップした(なお1680×1050ドットのWSXGA+表示が可能なのは、上位モデルの「PM1.6/15WP/512/60/W/BWL/XP」。「PM1.4/15WX/256/40/W/BWL/XH」は1280×800/WXGA表示)。

 さらに、ビデオチップにはMOBILITY RADEON 9200を搭載。大手メーカーのノートPCでこのチップを搭載した製品は初めてになる。Direct X 8.1をサポートし、Pixel Shader 1.4、Vertex Shader 1.4に対応するので、現時点で発売されている3Dゲームはほぼプレイが可能だ。

 また、省電力機能であるPowerPlayも最新の4.0をサポートし、ビデオ描画の負荷状況や使用している電源の種類を判断して動作クロックと電圧を2段階で切り替える。マルチメディア性能を重視したのもこのモデルの特徴で、幅広の本体デザインにあわせ、キーボードの両脇にはJBL Proスピーカーを搭載した。またネットワークでは、無線LANに加えてBluetoothも内蔵している(その他の詳細なスペックに関しては、この記事参照)。

 サイズは35×254×356ミリ、重量は約2.95キロと最近のノートPCとしてはかなり大きい部類に入る。やはりこのマシンはフルモバイルというよりも、室内での利用を想定したワイヤレスノートPCと見るのがよさそうだ。最大のウリである幅広画面を考えると、プレゼン資料やEXCELシートと毎日にらめっこしなけれければならないビジネスユーザー層にとって、このマシンは特に魅力的なのではないだろうか。


1680×1050ドット表示の15.4インチワイド液晶を搭載した「HP Compaq Business Notebook nx7000」。通常のワイド液晶は16:9という比率が多いが、nx7000は1680×1050ドットの16:10という変則比率。縦方向に長くなるのでDVD-Videoでは上下にブランクが入るが、「Excelなどでは、より広い画面で快適に作業が出来る」(山上氏)


マルチメディアユーザーを意識したnx7000には、幅広の本体にデザインにあわせキーボードの両脇にJBL Proスピーカーを搭載、DVD再生が高画質、高音質で楽しめる


全面部分にSDカードスロット、hpではフロッピーディスクに変わるメディアとしてSDメモリーカードを推奨し今後の新製品には随時搭載予定


nx7000背面。外部ディスプレイ、Sビデオ出力端子、USB 2.0ポート×2、パラレル、IEEE1394ポート(4ピン)、パラレルポート


nx7000左側面:PCカードスロット、DVD/CD-RWコンボドライブ


nx7000右側面:赤外線、DC、セキュリティロック用スロット

a/b/gの3規格準拠で本格派モバイルを目指すB5ノートが「nc4000」

 一方、nc4000の製品担当、菊地友仁氏は、セカンダリバッテリーセットを片手に「担当した製品は子供と同じなんですよ」と次々にnc4000の特徴をアピールする。


HP Compaq Business Notebook nc4000シリーズ


nc4000製品担当、菊地氏「手掛けた製品は、自分の子供と同じ。思い入れも愛着も人一倍あります」と製品を語る口調も熱い

[遠竹智寿子, ITmedia ]

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