日本HP、Pentium M搭載の二つのモデルが狙うもの(2/3)そのパーツとは、ワイド画面の液晶ディスプレイだ。nx7000は15.4インチ、最大解像度1680×1050ドット表示という変則的な縦横比の液晶ディスプレイを採用している。HPが「ワイド・ビューイング液晶」と名前を付けたこの液晶パネルは、視野角±70度という高視野角を実現、輝度も従来製品から20%アップした(なお1680×1050ドットのWSXGA+表示が可能なのは、上位モデルの「PM1.6/15WP/512/60/W/BWL/XP」。「PM1.4/15WX/256/40/W/BWL/XH」は1280×800/WXGA表示)。 さらに、ビデオチップにはMOBILITY RADEON 9200を搭載。大手メーカーのノートPCでこのチップを搭載した製品は初めてになる。Direct X 8.1をサポートし、Pixel Shader 1.4、Vertex Shader 1.4に対応するので、現時点で発売されている3Dゲームはほぼプレイが可能だ。 また、省電力機能であるPowerPlayも最新の4.0をサポートし、ビデオ描画の負荷状況や使用している電源の種類を判断して動作クロックと電圧を2段階で切り替える。マルチメディア性能を重視したのもこのモデルの特徴で、幅広の本体デザインにあわせ、キーボードの両脇にはJBL Proスピーカーを搭載した。またネットワークでは、無線LANに加えてBluetoothも内蔵している(その他の詳細なスペックに関しては、この記事参照)。 サイズは35×254×356ミリ、重量は約2.95キロと最近のノートPCとしてはかなり大きい部類に入る。やはりこのマシンはフルモバイルというよりも、室内での利用を想定したワイヤレスノートPCと見るのがよさそうだ。最大のウリである幅広画面を考えると、プレゼン資料やEXCELシートと毎日にらめっこしなけれければならないビジネスユーザー層にとって、このマシンは特に魅力的なのではないだろうか。
一方、nc4000の製品担当、菊地友仁氏は、セカンダリバッテリーセットを片手に「担当した製品は子供と同じなんですよ」と次々にnc4000の特徴をアピールする。
[遠竹智寿子, ITmedia ] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
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