> 特集 2003年7月23日 05:30 PM 更新

アーム・スタンドはどこまで人に優しくなれるか? モニター使用環境をパワーアップ(前編)(2/2)


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 取り付け自体は、設置部のフタを外し、上からネジを締めていくだけの「スマートアタッチ機構」。力のない人でも簡単にできる。


2本のネジは力を入れなくてもスムーズに締まってくれる

アームはこう使え!

活用例1:オフィス・SOHO環境

 スタンド付きの液晶モニターと一番異なる点は、液晶モニターの下に自由になる空間が圧倒的に増えるということだ。省スペースを売りにしている液晶モニターであっても、安定感を得るための最低限必要なフットプリントというのは、ある程度決まってしまう。

 その点アームを利用すれば、デスクトップ上の作業空間は広がる。書類や本などを机上に置いておきたいユーザーなら、空間を有効活用できるだろう。

 また、アームはデスクに直付けしなくてもいい。近くにパーティションなどがあればそこに設置することで、さらに作業空間は広がるわけだ。

 スタンド付き液晶モニターと比較した利点はもう一つある。それはデスクとの距離からの開放だ。アームを使用することで複数台の液晶モニターを中空に配置する、ということも可能となる。WebサーフィンをしつつWordを編集し、株価情報をリアルタイムでチェックしたり、TVを流しておくこともできる。予算に余裕があるなら、インフォメーション・リッチなモニター環境を構築するのも悪くない。


縦方向が広くないデスクの場合でも、このようにキーボードと資料を広げることができる

活用例2:カウンター環境

 もともと、FlexScan L567が高さとチルト調整にとことんこだわったのは、モニターと向かい合って使用する人がいかに快適に使えるかを追求したからである。

 それに対してアーム機構というのは、隣にいる人にもすぐ画面を見せられる利点を持っている。つまり、アームが活躍するのは、何もオフィス環境だけではない。対面式のカウンターを持つ店舗やショウルームにも適しているわけだ。

 例えば、最近増えている一対一で応対してくれる化粧品カウンターなどでは、顧客の商品に関する質問や肌状態などをその場で調べてくれる。このとき商品情報などを紙に打ち出すのではなく、すぐにモニターを引き寄せて顧客に見せることができるようになる。

 そのほか、ショウルームなどであれば、展示物の一つとして映像を流すというのも良いだろう。

 もちろん、色やデザインは液晶モニター本体との統一感を考えて作られているので、こういった場所に置いても雰囲気を損ねることはないはずだ。


長いアームであれば、このように相手の見やすい位置に移動させることも手軽だ

後編に続く

[麻生ちはや, ITmedia ]

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