レガシーもマルチドライブもなんでもありの15インチオールインワン――NEC LaVie L LL750/7D(2/3)キーボード周辺の剛性は十分に確保されており、排熱対策も万全だ。パームレスト部がやや暖かくなる程度なので、長時間のタイピングでも気にならないだろう。本体背面と底面に設置された吸・排気ファンが効率的に動作しているようだ。 キーボードは、キーピッチ約19ミリ、キーストローク約3ミリのフルサイズで、キータッチも適度であり、軽快なタイピングができた。
キーピッチ約19ミリ、キーストローク約3ミリのフルサイズキーボード。キータッチも適度 ポインティングデバイスはタッチパットで、上下/左右のスクロール機能を持つ。操作感は良好だ。左右ボタンとスクロールボタンは若干硬めで、しっかりとしたクリック感がある。キーボード上部には、ワンタッチスタートボタンとCD/DVDプレーヤー操作ボタンが用意されている。
形状は独自だが、反応は良好な3ボタン付きタッチパッド
キーボード上部に配されたCD/DVDプレーヤー操作ボタンとワンタッチ起動ボタン。ワンタッチ起動ボタンには、メールソフトとWebブラウザが割り当てられている ポインティングデバイスとしては、光学式マウスも付属している。スクロール機能付きの小ぶりな3ボタンマウスで、女性や子どもでも扱える大きさだ。本体と同じくシルバー塗装されている。
LL750/7Dのハードウェアスペックを詳しく見ていこう。本機のスペックは、エントリーモデルのノートPCとしては標準的な部類に入る。OSは、Windows XP Home Editionを採用する。 CPUは、FSB 400MHz、L2キャッシュ容量256KバイトのモバイルCeleron/2GHzで、メモリにはPC2100対応DDR SDRAMを256Mバイト搭載する。搭載チップセットはATI TechnologiesのRADEON IGP 340M(ノースブリッジ)およびALiのM1535+(サウスブリッジ)で、グラフィック機能はチップセット内蔵のものを使用する。 ビデオメモリはメインメモリと共有で、デフォルトでは32Mバイトが割り当てられている。なお、ビデオメモリ容量はBIOSの設定により、8/16/32/64/128Mバイトが選択可能だ。256Mバイトという標準メインメモリ容量はぎりぎりの水準なので、ビデオメモリに64Mバイト以上を割り当てたい場合は、メインメモリの容量アップは必須だろう。 HDDは、UltraATA/100接続の東芝製「MK6021GAS」を搭載する。スペックは、容量60Gバイト、回転数4200rpm、キャッシュ容量2Mバイトで、出荷時にはCドライブに46.6Gバイト、Dドライブに3.7Gバイト、システムリストア用に5.6Gバイトが割り当てられている。 標準メモリ容量が256Mバイトという点は気になるが、CPU性能、ハードディスク容量ともに、Webブラウザやメールソフト、ビジネス系アプリケーションを利用する分には問題ないだろう。なおメモリに関しては、空きスロットが1基あるので、できれば増設しておきたい。 ベンチマークの結果は、以下の通りだ。
「PCMark2002」のCPUスコア
「PCMark2002」のメモリスコア
「PCMark2002」のHDDスコア
「3DMark 2001SE」の3Dスコア チップセットのグラフィック機能を利用しているので、もちろん3Dグラフィックの性能は高くはない。しかし本機は高度な処理を要求する3Dゲームをプレイするようなユーザーは対象としていないので、問題にはならないだろう。
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