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NEWS 1999年12月24日 更新

icon 激動の1999年ゲーム業界を振り返る
読者が選んだ最大トピックは「PS2」

 先日募集した「読者が選ぶ1999年ニュース」。集計の結果,ゲーム業界最大のトピックは,予想通り「プレイステーション2発表」だった。2位以下のトピックを5倍近く上回る投票数を記録した。

 発表前に予想されたスペックを大きく上回る高性能が,世界中を驚かせた。ワールドワイドで4000タイトルを超えるという,現行プレイステーションのソフトがそのまま利用できることも大きな魅力。発売2日間で100万台が用意され,CATVを利用したビット配信ビジネス計画も発表されるなど,期待は膨らむ。DVD-Videoの再生も可能であることも注目され,ゲーム機としてだけでなく,AV・家電業界の主役にも躍り出そうだ。

第2位は「MACのPSエミュレータ騒ぎ」
 1月にサンフランシスコで開催されたMACWORLD Expoで,Macintosh用のPSエミュレータが発売されたことに対し,SCEAでは「認めていない」と開発メーカーを訴えた。翌月に開催されたMACWORLD Expo/Tokyoでは,ジョブズ氏が「日本でも販売する」と嬉々としてコメントする中,同イベントでの販売が中止されている。未だ著作権などでグレーゾーンにあるエミュレータ世界に一躍注目が集まった。

第3位は「ゲームに頒布権はあるか?」が選ばれた。
 ゲームの中古販売問題で,「ゲームは映画などと同じく頒布権が適用され,中古販売は違法である」というメーカー側の主張に対し,5月27日の東京地裁は「ゲームソフトに頒布権はおよばない」と裁定。一方で,10月7日の大阪地裁は,原告側(ソフトメーカー6社)の主張を認める形となった。先日,CESAから「許諾による中古ソフト販売の正常化の確立を図る」という新しい動きが発表されている。

第4位は「ファイナルファンタジーVIII発売」
 スクウェアのPS用RPG「ファイナルファンタジーVIII」が2月11日発売された。秋葉原などではこのソフトを求めて徹夜の列ができるなど,350万本を超える超ヒット作となった。最近,ワールドワイドで600万本が出荷されたことも明らかにされている。その一方で,ある条件になると画面が停止するバグが発見され,大騒ぎとなった。

第5位は「Dreamcast欧米で人気」
 日本から遅れること約1年。ついに北米でもセガのコンシューマーゲーム機「Dreamcast」が発売された。発売初日の店頭での売上高が約9700万ドルを記録し,発売開始2週間で51万4000台を小売店で販売するなど絶好調。10月14日には欧州でのリリースも開始され,4日間で18万5000台以上が売れたという。日本でも,ビッグタイトルラッシュでさらにブレイクできるか?


以下,
第6位 「ポケモン 金・銀が大人気」
第7位 「ポケットステーション発売!」
第8位 「Pentium IIIがついに登場」
第9位 「ドラクエVII発売延期」
第10位 「ドルフィン(仮称)発表」
という順番。

 

 ビッグタイトルの相次ぐ延期発表や著作権に絡む裁判,メーカーが次々和議申請・撤退するという一年だった。暗くなりがちな業界に,未来を見据えた次世代プラットフォームやCPUが活躍,発表されたことが大きな救いだったといえる。記念すべく2000年は,明るいニュースが報告できる毎日であってほしい。

 なお,投票していただいた方を対象としたプレゼントの当選者は,こちらに掲載されています。貴方の名前はあるか?
たくさんの投票ありがとうございました。

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