Mobile:NEWS 2003年3月27日 04:46 PM 更新

ケータイカメラ画質研究ラボ〜au「A1301S」(2/2)


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室内での画質をチェック

 いつものように瓶や缶類を適当に並べて撮影。まずは蛍光灯下から。オートホワイトバランスで撮っている。


蛍光灯下で撮影。左がケータイモード、右がPCモード

ここではケータイモードとPCモードの2つを用意した。ホワイトバランスはきちんとあっており、ナチュラルで自然な写真になっている。ただ影になっている部分に若干ノイズが浮いているのは残念。


白熱灯下でPCモードで撮影

 続いて白熱灯下での撮影。蛍光灯で撮ったときに比べるとこちらはやや光量が足りないのだが、ちょっと浅い写真になってしまった。オートホワイトバランスの効き具合も中途半端だ。

ろうそくの灯りだけで撮影してみる

 最後は暗い部屋でろうそくを2つ灯しての撮影だ。


ろうそく灯下でPCモードで撮影

 これはフォトライトを点灯していないほう。ろうそくの赤さが出たナチュラルな写真で、ケータイとしては上々。色もきちんと出ている。


ろうそく灯下でフォトライトを点灯させる。PCモードで撮影

 フォトライトを点灯するとこんな感じになる。違いは微妙だ。一番カメラに近い位置にあるミサイルの翼に違いが見られる程度。実はこのフォトライトはたいして明るくないため、役に立つのはよほど暗いところで近距離の撮影をしたいときだけだろう。おまけと思ってよさそうだ。

ムービーは大画面対応

 A1301Sのムービー機能は音声付きの動画を最長15秒まで撮れる。大画面ムービーサイズ(128×96ピクセル)にも対応しているのがうれしい。ただ端末を横に構えて撮らねばならないので気を付けよう。そのほうが液晶モニタを広く使えていいのだが、慣れないとつい縦で撮ってしまう。

 実際に大画面ムービーサイズで馬を撮ってみた。

動画のサンプル(amcファイル、クリックしてダウンロード。要「ezmovie作成ソフトLite」

 けっこうナチュラルで楽しめるクオリティ。ファイルサイズを小さくするために圧縮率はかなり高くなっていて、あらが目立ってしまうが、実用性は高い。

 満を持して登場しただけに、さすがソニー・エリクソンという仕上がり。クオリティも使い勝手もなかなかいい。回転レンズは遊べるし、基本仕様はauのほかのムービー端末と同じなので移行もしやすい。画質もオートホワイトバランスや露出にブレが見られるのが気になる以外はナチュラルでいい写真が撮れる。個人的にはGPS対応の53xxシリーズで出て欲しかったんだけれどもね。



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関連リンク
▼ ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ
▼ au

[荻窪圭, ITmedia]

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