FOMAが乗り越えなくてはならない壁世界中が注目する第3世代携帯電話は,順調にスタートしたのだろうか?
世界中が注目する第3世代携帯電話は,順調にスタートしたのだろうか? NTTドコモの次世代携帯電話サービス「FOMA」(用語)の試験サービスが開始されてからちょうど1週間が経った。ビジュアルタイプの出荷が遅れ(5月25日の記事参照),スタンダードタイプとデータタイプの2機種でスタートを切ったFOMAだが,その2機種もネットワークも万全なものとはいえないようだ。 NTTドコモの関係者も「試験サービスでよかった。これが本サービスだったら……」と胸をなでおろす。 間に合うか? FOMA本サービスの開始まであと4カ月。これを長いと見るか短いと見るか。NETWORLD+INTEROPの松下ブース説明員は「10月の段階で,(試験サービス時の端末から)大きく変更したものを投入するのは難しいと思う」と言う。 実際,開発期間が短く,機能が次々と追加される昨今の携帯電話では,その開発は困難を極める。特に厳しいのがソフトウェアの開発だ。Javaが搭載された503iシリーズでも,内蔵ソフトウェアはかなりのサイズに達している。 爆発的に増大する機能。半年程度しかない開発期間。携帯電話のメモリ容量に余裕はなく,ギリギリまで詰め込まなくてはならない。そんなソフトウェアにバグがないほうがおかしいくらいだ。 新機種が登場しても内蔵ソフトウェアの基本部分に大きな変化が見られないのは,そんな理由もあるのだという。 FOMAでは,これまでより遥かに大きな機能の追加が行われる。NTTドコモと端末メーカーの今後の努力に期待したい。 [斎藤健二,ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
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