特捜J-SH51(4):──Web周りの弱点
メールが文字化け?J-SH51では,従来のロングメールから,スーパーメールという新サービスに対応したが(11月20日の記事参照)スーパーメール利用し始めてから少々驚かされる事件に遭遇した。 つい先日のことである。とある携帯向けのメールマガジンが,サブジェクトは正しいのに,本文に謎の文字列が列挙された内容で届いたのだ。 てっきり,配信側のミスかと思ったのだが,メニュー内に「文字タイプ変更」という項目があることに気付き,それを選択してみると,「自動認識」「Shift-JIS」「UTF-8」「EUC-JP」「ISO-2022-JP」という,どこかで見たような項目が並んでいた。
メールとWebでは,文字タイプを変更できる。通常は変更する必要が出てくることはまずないが,もしも文字が化けていたらこれを疑おう そう,J-SH51ではメールやWeb閲覧時に,文字のエンコードを選択できるのだ。 基本的には自動認識で問題ないのだが,ごくまれに自動認識がうまく働かないことがあるようだ。この場合は手動でShift-JISを選択することで,無事内容を確認できた。 しかし,多くの一般ユーザーは,この機能に気付かないまま,ただの文字化けメールとして処理してしまうような気がする。設定可能な項目が増えるのも善し悪しといったところだろうか……(ちなみにそのメルマガの配信元に問い合わせてみたところ,JISで配信しているという)。 ちなみに,そのメールは,閲覧時にShift-JISを選んでも,いったん,そのメール閲覧画面を閉じた後で,再度表示させると,また文字化けした状態に戻ってしまう。このようなメールは,閲覧するたびに,手動でエンコードを変更しなければならないというわけだ。せめて,この設定を保持する機能ぐらいはほしいところだ。
されど,J-SH51は魅力的!弱点ばかりを挙げてしまったようだが,個人的には非常に気に入っている端末だ。 音楽再生,デジカメ,ムービーなど,端末固有の機能は,暇つぶしにいじり始めるとついつい時間を忘れてしまうほど楽しく,操作体系も直感的にまとまっている。 完成度が高い分,細かいところが目についてしまうだけなのかもしれない。 魅力的だからこそ,完璧を求めたいのは,ユーザーのわがままだろうか?
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