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2002年11月28日　09:19 PM 更新

Mobile Weekly Top10
カメラの次はいったい何か？

年末商戦のピークを控えて、各社からカメラ付き端末が勢揃いした。しかし、「来年はどの機能が市場を牽引するのだろうか」と考えると、まだ確実にこれ、というものが見あたらない

Weekly Mobile Top10 Top10 11月21日〜11月27日
1位	「QVGA液晶」の衝撃〜J-フォン「J-T08」
2位	写真で見る「N504iS」
3位	カメラ機能が充実──「N504iS」
4位	NEC製新端末「N504iS」、新規価格は3万円を切る
5位	OCR機能を搭載、テレビリモコンにも〜ドコモの「N504iS」登場
6位	N504iSの“飛び道具”、赤外線リモコンを試す
7位	“液晶が鏡になる”「J-SA05」見てきました
8位	ドコモのカメラ付き「504iS」＆「251iS」特集
9位	アンテナは“M型”に〜カメラが変える携帯のデザイン
10位	iショットが返信可能に〜2月17日から

　先週のアクセスランキングで、ドコモのカメラ付き端末「N504iS」を抑えてトップを飾ったのは、J-フォンのQVGA液晶搭載機「J-T08」の記事だ（11月25日の記事参照）。

　「携帯にカメラが必要ですか？」と問いかける端末もあるが、一般的にはもはや携帯にカメラは付いていて当たり前。2002年は、カメラの搭載が買い換え需要を喚起したと見て間違いない。

　しかし、カメラの次に何が機能進化を引っ張るかはまだまだ見えない部分だ。その試行錯誤の結果が、この冬の各社ラインアップに見られる“各種飛び道具”の搭載につながったと見られる。いち早くカメラを搭載してシェアを急拡大したシャープに続け……というわけだ。

　N504iSに搭載されたOCR機能や赤外線リモコン機能、J-SA05に搭載された“鏡になる液晶”、そして「SH251iS」の3D液晶などなど。実用としてはまだ練り切れていないが、面白く、大化けする可能性を持った機能がたっぷり搭載されている。

　そんな中で、J-T08のような高精細液晶は“次の牽引役”となり得るかもしれない。カメラの画素数向上を支える技術であると共に、携帯のPDA化など、機能アップの基礎となるのがディスプレイだからだ。

　もっとも、3Gへの移行を順調に進めているKDDI端末だけは状況が少々異なる。（1）動画対応 （2）BREWへの対応（3）GPS機能の向上（4）EV-DOへの対応 と、機能アップのロードマップがはっきりしているからだ。

　3Gの急速な立ち上がりが期待できないドコモとJ-フォンでは、2Gのままでカメラに続く魅力的な機能を載せていかなくてはならない。それはいったい何なのか。まずは来年春のドコモの「505i」に期待したい。

[斎藤健二, ITmedia]

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