ソニー・エリクソンのカメラ付き「A1301S」徹底攻略(3/3)
最近の携帯電話にはゲームなどがプリセットされているものも多いが、A1301Sは頻度の高そうな実用性の高いアクセサリーに絞って内蔵されている。
カレンダーの課題は、壁紙とカレンダー表示を同時設定できないこと。[画面設定]−[色テイスト]−[配色]で画像とカレンダーを重ねられるが、残念ながら色テイストはプリセットされた5色のみ。メニューのデザインのように、色テイストもダウンロードできるようにしてほしい。
左から、スケジュール、アラーム。右の4つは、電卓、メモ、タスクリスト、クイックメッセージ。アラームは5種類設定でき、スヌーズ機能付き。メモは10件保存できる。タスクリストは、完了マークを簡単に設定できる 特筆すべき実用機能は「クイックメッセージ」だ。これは、電話を受けた際に[クイック/クリア]ボタンを押すことで、相手に音声メッセージを流せるものだ。流せるメッセージは「電話ください」「電話します」「移動中です」「会議中です」「授業中です」「オリジナル」の6種類で、状況に応じて“なぜ今電話に出られないか”を相手に伝えられる。
A1301Sは、他社の端末とは一味違う個性を持った端末だ。高く評価できるのは2点ある。デュアル着せかえ、メニューダウンロードなどに代表されるカスタマイズ性の高さと、カメラの動作も含めてレスポンスの高い操作性の良さだ。 実のところ、画像処理専用のLSIを搭載しているのはA1301Sだけではない。「A5303H」はアプリケーションプロセッサを搭載しているし、東芝製端末でも「T3D」というMPEG-4のデコーダーチップを積んでいる。ただしA1301Sのチップのすごいところは、動画も静止画も高速な処理を実現していること。A5303Hでは静止画処理に待たされるし、A5304Tなどは動画処理に数十秒かかる。こうした数字に表れない操作感向上にコストをかけるのがA1301Sの姿勢ということだろう。 新機能を搭載したはいいが、操作感がチグハグだったり、全体の操作感がもたついてしまった端末は数多い。機能偏重の端末からは失われつつある、統一感のあるメニューとレスポンスの良さが、A1301Sには健在だ。着せかえパネルや斬新なカラーリングから、若者向けの端末に見えがちだが、実は万人にお勧めできる端末である。 A1301Sと「A3014S」。全般に大柄になった代わりに多少薄くなった。液晶サイズも少々大きくなっている。ちなみに、auのバイリンガル対応端末は、三洋製のGLOBAL PASSPORT対応端末以外では、すべてソニー・エリクソン製になる
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