音声端末としてのAirH" PHONE「J3002V」を試す(2/2)読み仮名検索では一覧は「あ」「か」「さ」とタブで区切られ、左右キーでタブ間、上下キーで一覧を上下に移動できる。この際に数字キーを押してタブをダイレクトに指定することはできず、インクリメンタルサーチもサポートしていない。 面白いのはマーク検索だ。電話番号に設定できるアイコンを利用した一覧表示も可能。アイコンを適切に設定しておけば自宅の電話番号が登録されている一覧、PHSの電話番号が登録されている一覧といった使い方もでき、案外重宝する。
一覧で発話キーを押すと、登録された1件目の電話番号に発信し、決定キーで詳細表示に切り替えると任意の電話番号で発信したり、登録したEメールアドレス宛のメールを作成できる。手早さと柔軟性をうまく両立させている。
電話帳の登録番号が0〜99に対しては下1桁、2桁の登録番号をダイレクトに入力することで発信、Eメール作成、ライトメール作成が行える。頻繁に通話したりメール送信を行う相手は0〜9に登録しておけばツータッチで発信、メール作成が可能だ。 発着信履歴は発着信が一括表示され、通話かライトメールか、不在着信だったのかも一覧から識別できる。1件ずつの詳細表示(電話帳登録名と電話番号の両方)も可能だ。発着信履歴からダイレクトにライトメール作成に移行できるのは周りにDDIポケットユーザーが多い人には便利だろう。欲をいえばソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ製端末の「EVメール」のように(2001年3月の記事参照)Eメール作成もここから行えるようにしてほしかった。
発着信履歴は、続けて同一番号からの発着信があった場合はまとめられてしまうタイプ。例えば同じ相手とライトメールを連続して送受信したら発着信履歴が同じ相手で埋もれてしまうといったことにはならない仕様だ。 着信音はFeelSoundに対応しており、きれいな音でメロディを再生できる。筆者の手元にあったFeelSound形式のファイル(拡張子dxm)をEメールに添付して受信させたところ、問題なく再生できた。難点を挙げるとすればメール着信音で再生秒数の指定ができない、Eメールとライトメールで個別に着信音が設定できない点だろうか。 音量は「RZ-J700」(2002年4月の記事参照)や「KX-HV210」(2002年10月の記事参照)と比較しても控えめ。反面音が割れることはなかったのでスピーカーに合わせたものと思われる。 着信音に関連した機能では「オートサイレント」が面白い。決まった時間帯だけマナーモードにしたり、着信音、バイブレータ、背面LEDなどを無効にできる。勤務時間中は自動的にマナーモード、深夜は着信音を無効にするといった使い方を想定しての機能だろう。
「J3002V」のみに装備される背面ディスプレイはモノクロ液晶で、バックライトが7色に変化する。隣に配されたボタンを押すことでバックライトが点灯し、続けて押すとデジタル時計からアナログ時計に切り替えられる。デジタル時計に設定したときのみ電波強度や着信メールの有無、バッテリー残量などが表示される。
メニュー構成は「RZ-J700」と似たもので、3×3列のアイコンメニューが2層で構成されている。アイコンは10キー部の1〜9に連動しており、少ないキー操作で目的のメニューを呼び出せる。またオン/オフの機能はトグルになっている場合が多く、アイコンの変化で設定状態が分かる。 待ち受け時に決定キーを押すと呼び出せるマイメニューには、ユーザーが任意の機能を登録できる。数字キーを併用すれば2タッチで任意の機能にアクセスできる便利な機能だ。 2V_15/16/17 メニューは3×3のアイコン構成で、2階層。それぞれのアイコンは位置が数字キーの1〜9に連動しており、素早く操作できる。マイメニューには9つの機能を任意の位置に割り当てられる 今回は音声端末としての機能を見てみたが、。操作にに大きな癖もなく大きな不満はない。AirH" PHONEの音声端末第1弾として、万人に受け入れやすい端末に仕上がっている。
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