タブレットとペンの設定:タブレットのボタン:富士通 FMV-STYLISTIC編タブレットのボタンは、メーカーや製品によって配置や数に違いがある。当然、コントロールパネルの内容も製品によって違う。ここでは富士通の「FMV-STYLISTIC」のコントロールパネルをチェックしてみよう。「タブレットとペンの設定」コントロールパネルの「タブレットのボタン」タブには、「ボタン設定」とボタンに設定する動作を選べるようになっている。コンバーチブルモードにしろピュアタブレットモードにしろ、タブレットPCは基本的にハードウェアキーボードもマウスも持たない。そのためスクロールやキーボードショートカットといった特定の操作は、スタイラスペンだけではきびしい。 そこで活用できるのが、液晶パネル面に用意されたボタンだ。ボタンの数や配置は製品によって違い、パネル面に配置されるものや側面に配置されるものなど多彩だ。ピュアタブレットタイプの富士通「FMV-STYLISTIC」では、パネルの下側右(画面を横にした場合)に7つのボタン、下側左に2つのスクロールボタンが配置される。 7つのボタンは左から「Alt」「メール」「画面の向きの切り替え」「Esc」「Enter」「Fn」が割り振られており、Windowsの起動時には一番左のボタンが「BIOS Setup」、二番目のボタンが「Boot Menu」として機能する。また、FnキーとEscキーを同時に押すことで「Ctrl+Esc」、Fnキーとメールキーを同時に押すことで「ブラウザ起動]キーとして機能するなど、組み合わせによるバリエーションもある。 「タブレットのボタン」コントロールパネルでは、Fnキーと二番目のキー、三番目のキーとを同時押した場合の動作を設定できる。動作はプルダウンメニューに豊富に用意されているので、よく使う機能を設定しよう。 「タブレットのボタン」タブでは、液晶パネル面にあるボタンに割り振る機能やキーを設定できる。キーボードショートカットなどを割り当てておくと便利だ タブレットのボタンは、画面の向きによって違う設定を行える。「ボタン設定」という項目がそうだ。デフォルトでは「すべての向き」に設定されており、画面の向きを変更しても、ボタンは絶えず同じ動作を行う。向きには横と縦のほか、プライマリとセカンダリも設定できる。向きによって使うことの多いソフトに合わせて、よく使用する動作を割り当てておけば便利だ。たとえばブラウザでネットサーフィンするときは縦向きで行うことが多いなら、ボタンにスクロールを設定しておくといった具合だ。また、プライマリには一般的によく使う動作を、セカンダリには特定のソフトでよく使う動作を割り当てておくといった使い方もできる。 「ボタン設定」のプルダウンメニューには「すべての向き」のほか、縦表示と横表示、プライマリとセカンダリをそれぞれ設定できる。ソフトに合わせて設定を使い分けることが可能なのだ ボタンに動作を設定するには、「タブレットボタン」の項目から設定したいボタンを選び、「変更」ボタンをクリックして設定を行う。ボタンを選択すると、そのボタンが「詳細表示」のイラストで赤く表示される。「変更」ボタンをクリックすると「タブレットボタンの動作の変更」ウィンドウが開き、ボタン名が表示される。ボタンに対応させる動作は「動作」のプルダウンメニューから選択する。「動作」の項目は豊富に用意されているので、目的の項目を選択すればよい。 「タブレットボタン」の項目から変更したボタン名を選択すると、「詳細表示」のイラスト上のボタンが赤く強調表示される。「動作」の項目に表示されているのが現在の設定だ 設定したいボタンを選んで「変更」ボタンをクリックすると、「タブレットボタンの動作の変更」ウィンドウが表示される。プルダウンメニューから動作を選べば設定を変更できる 「動作」のプルダウンメニューは内容が豊富だ。コントロールパネルの表示や音量を上げるといった動作では表示されないが、キーの組み合わせやソフトの起動といった項目を選ぶと、「タブレットボタンの動作の変更」ウィンドウの「設定」に、対応するキーやソフトといった情報を入力する表示に変わる [吉澤亨史, ITmedia ] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. FeaturesPICK UP
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